あなたの性格は、本当の性格ではなく、じつは脳の過緊張の影響の可能性が高いです。

脳の緊張が、性格のように現れるケースが沢山あります。

池袋メンタルケアサロンの施術の特徴は、カウンセラーとクライアントが時間をかけて対話をして、徐々に気付きを得ていくといった、一般的なアプローチは一切ありません。

① 脳の反応は、性格と見分けがつきにくい

生きづらい・人見知り・怒りっぽい・不安になりやすいという人は「性格のせい」だと思われがちですが、実は多くの場合、脳と神経が過敏になって表れた反応であることが非常に多いです。

これらは、過去の体験やストレスによって脳が「緊張」し、物事に過敏に反応するようになっている結果です。

② だから「会話だけ」では変化が難しい

このような状態にあると、いくら自分と向き合っても、変わろうとしても、「緊張した脳」が勝手に反応してしまいます。

時には自分を嫌いになったり、責めてしまう事もあります。

実際、カウンセリングや自己分析を続けても、「頭では分かってるけど、変われない…」というのは、これが原因です。

③ 当サロンの施術は性格ではなく、脳の反応にアプローチします

池袋メンタルケアサロンでは、長時間の対話や深い分析は行いません。

問題を解決するのに必要なのは、「性格のクセに」向き合うのではなく、それを生み出している脳の緊張を整えることだからです。

施術では、クライアントがほんの少し自分の中にある感情や反応に気づくだけで構いません。

その後、こちらの技法で脳と神経の過緊張を解放し、リラックスやネガティブな感情から解放されます。

④ なぜそれが有効なのか?

脳が安全だと感じ、過敏な反応をやめたとき、自然と怒りや不安が薄れ、人と関わることへの緊張も軽くなるからです。

「変わろうと努力する」のではなく、心が自然と落ち着いてきます。

これが、性格と思い込んでいた反応の“根っこ”を手放すということです。

  1. ただ、クライアントの潜在意識にある感情を顕在意識で自覚してもらいます
  2. 後はこちらがその感情を解放していくという、とてもシンプルなアプローチです

必要なのは、性格と思われる問題の根本原因である脳の緊張から解放され、心から前向きな気持ちや穏かさを取り戻す事です。

生きづらさの本当の原因、過覚醒

こうした傾向の多くは、生まれつきの性格ではなく、脳と神経の過覚醒状態によって生じている反応である事が非常に多いのです。

過覚醒とは、脳が常に過剰に反応しやすい状態のことを指します。

この状態になると、自律神経は交感神経優位となり、体は慢性的な緊張や警戒状態に置かれます。

その結果、わずかな刺激にも強く反応するようになり、不安、怒り、焦り、緊張といった反応が日常的に起こるようになります。

このような身体的な反応が続くと、思考の傾向にも影響が現れます。

たとえば、物事を悪い方向に考えてしまったり、自分を責めるクセがついたり、人間関係に過剰に敏感になったりするのです。

このような状態は、自身や他人から見ると「性格の問題」のように見えるかもしれません。

しかし実際には、脳の過覚醒による反応の連続であり、その状態が続いた結果、そうした思考パターンや感情のクセが定着していっただけというケースが非常に多くみられます。

では、なぜ脳がそのように過覚醒状態になってしまうのでしょうか。

なぜ脳が過覚醒になるのか

その多くは、成人する前の環境や出来事の積み重ねによって生じます。

たとえば以下のような体験が、脳の警戒システムを長期にわたって過敏にし、反応しやすい状態をつくっていきます。

  • 親からの過干渉、無関心、過度な否定
  • 虐待やネグレクト
  • 兄弟間での不公平な扱い、比較による劣等感
  • 引っ越し、転校などによる環境の急変
  • 身近な人の病気や入院、死別などの生命的な不安体験
  • 交通事故や災害などの突発的なショック
  • 学校や家庭内でのいじめ、仲間外れ、孤立感
  • 安心できる人間関係の不在、または継続的な緊張関係

※しかし、こういった出来事は、無意識に心が蓋をしてしまったり、何年何十年も前のことで、忘れてしまっていたりと、本人が気が付けないことが9割以上です。

その結果、解決方法に気が付けずに生きづらさを放置してしまうというケースが沢山あります。

思考や感情は“反応のクセ”として定着する

こうした体験は、意識のうえでは忘れているつもりでも、脳と神経系には「警戒を解いてはいけない」という反応のクセとして蓄積されていきます。

そして、その反応が「不安になりやすい」「怒りっぽい」「神経質」「緊張が取れない」といった思考パターンや性格のように感じる部分としてあらわれます。

過覚醒は変えられる|神経の回復は可能です

脳と神経の状態が整えば、こうした反応は少しずつ落ち着いていきます。

その結果、

  1. 思考が安定し
  2. 感情の波が穏やかになり
  3. 他人の目がそれほど気にならなくなり
  4. 自分に対する評価も変わっていきます

つまり、脳の過覚醒を整えることで、考え方や感情の傾向、そして性格のように見えていたものも自然と変化していくのです。

池袋メンタルケアサロンでは、このような過覚醒状態の脳と神経に対して、強い刺激を加えることは全くありません。

むしろ、なにもされていないような安全で優しいアプローチを通して、脳の緊張を解放していきます。

自分を責めてきた方ほど、「性格の問題ではなかった」と気づいたとき、深い安心とともに「本来の自分」を取り戻す感覚を味わえまえす。

セッションの特徴

池袋メンタルケアサロンでは、脳の過覚醒状態に起因する反応パターンを、感情レベルで解除していきます。

過去に強いストレスを受けた出来事が、神経に警戒反応として残っており、それが今の「不安」「怒り」「緊張」などの反応につながっています。

施術では、対象となる記憶や出来事を会話から特定します。

そのとき感じた感情や、思い出すイメージを軽く思い出してもらいます。

話し込みは不要です。あとは施術側が処理します。

身体への刺激はありません。痛みもありません。感情を無理に出す必要もありません。

ひとつの感情だけで完了するとは限らないため、必要に応じて複数回に分けて処理します。

反応が解除されると、脳と神経の緊張が落ち着き、思考や感情が自然に変化していきます。

 結び

「これはもう性格だから」と思っていることの多くは、実は過去の環境によって脳が身につけてしまった防衛的な反応の可能性が非常に高いです。

その防衛的な反応が落ち着けば、あなたはもっと、自然な自分でいられるということです。

医学・神経科学的からみる解説

脳の過覚醒と反応の関係

PTSD、HSP、発達障害、慢性ストレス状態などで「扁桃体の過活動」や「前頭前皮質の抑制低下」が確認されています。

情動的な反応過多・認知の歪み・自己否定的思考の強化につながるという点は、神経科学で支持されています。

 

幼少期の環境が神経発達に影響する

ACEs(逆境的小児期体験)の研究により、虐待・ネグレクト・親の病気などが成人後の不安・うつ・衝動性・慢性疾患に関与することが統計的にも示されています。

反応は変えられる/脳の可塑性

神経可塑性(neuroplasticity)の概念により、安全な環境・介入によって脳の反応パターンが変化することは証明されています。

瞑想やセラピー、マインドフルネス、EMDRなどがその一例です。

性格≠本質

医学的にも「性格」は固定されたものではなく、反応様式・気質・神経活動の組み合わせとして捉えられています。

つまり、「反応が変われば性格様の特徴も変わりうる」は整合しています。