関係破綻のイメージ画像

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今回のトラウマはご主人と夫婦関係が険悪になり修復不可能なほど破綻している主婦の方。 40代女性

 

ご主人が帰ってくるだけで気分が落ちて楽しくなくなるとのこと。

 

家族そろって夕食をしても、会話は子供を間に挟んでするだけで、直接のやり取りはほぼないというかしたくない。

 

直接やり取りするときはメールやラインなどで子供の学校の行事など、必要な連絡事項がある時だけ。

 

ご主人が仕事から帰ってきた時にお帰りなさいも、本当なら口にしたくはないが子供の手前があるから言っているだけ。

 

子供が発達障害で手のかかった時に息子の事を母親である自分にまかせて、父親である本人は仕事(学校の先生)をしていたそうで教職員が実に子供には良い親ではないなど割とよくある話。

 

 

中学や高校の受験で失敗した時も優しく接するのではなく、自分の価値観で言葉を言い放ち思いやりにかける態度を見ていたら、人としての魅力も感じなくなってしまった、同時にとても深く傷ついてしまったとのこと。

 

そして生活のため、子供のためと何時のころからか割り切って、仕事をしながら主婦をしてきたそう。

 

トラウマ克服のカウンセリングをはじめると、とうの昔に忘れていたことが色々思い出されてきて、怒りや悲しみなど複雑な気持ちが思い出されてきた。

 

体ものどに詰まる感覚や胸のつまりがあったが、10分もしないうちに一つ一つトラウマが取れていくにしたがって、体の不快感も薄れていくとのこと。

 

トラウマのカウンセリングが終わると、ご主人のことが生理的に無理と言っていたが、今は嫌悪感はなくなり、なんとも思わない、無関心に近い感覚に変わったとのこと。

 

後日連絡があり、子供を通してしか会話をしていなかったが、直接ご主人と会話ができるようになってお帰りも普通に言えたとのこと。

 

なぜだかご主人のほうも機嫌がよく、久しぶりに一家団欒のような家庭な感じがしたと、少し嬉しそうに話していました。

 

以前の頃のような夫婦関係には戻れないかもしれませんが、家に帰ってくるだけで嫌悪感や生理的に無理に感じるストレスから解放されてよかったのではないでしょうか。